言向け和す(ことむけやわす)
この本が大好きで
時々自分の軸を整えるときに
読むようにしています。
日本人には本来
包み込む心「やまと心」という心が
そなわっているというお話
やまと心とは
「和魂(にぎみたま)」という
争わないで包み込もうとする心
日本の国家だけが
戦争を賛美することのない歌詞で
つくられていることにも
由来が通じているそう
この日本は
「ことだまの幸ふ国」といって
ことだまの力において
幸せがもたされる国であることが
万葉の世界からも語り継がれているのですね
古代の日本には
国ほめという神事があり
鎌倉時代の西行法師や
江戸時代の俳人松尾芭蕉などの
歌にも訪れた土地の国、土地、魂をほめるものが
数多く存在していました
そんな中でも私がとくに
心惹かれたのは「言向け和す(ことむけやわす)」
ということば
ことばの力で争わず、平定させるということ
ヤマトタケルというのは、
戦のときに争わず、言向け和せと命じられ
見事にそれを成し遂げて
敵から敬意を評し名付けられた名だそうです
この国のもっとも美しい世界は
言向け和す力をみなが元々は
備えているということなのではないでしょうか
尊い先人からの連綿と受け継がれていた
美しい習わしに心深く感じ入りました。。
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