その一瞬は永遠に一度だけ
久しぶりに近所の公園に。
2歳くらいの坊やと
おじいちゃんがやってきて
サッカーの真似ごとをして
遊んでいた
あの坊やが生まれたとき
おじいちゃんは
どんな気持ちだったのだろう
嬉しそうに一緒に遊んでいる
坊やはもう少し大きくなったとき
この瞬間を憶えているのだろうか
あの手の温もりや
暖かい眼差しや
風の冷たい公園が
ちっとも寒く感じられないような
この風景を
憶えているのだろうか
同じ人との時間には
二度と同じ好きはなくて
プラネタリウムのように
無数の小さな瞬きが
大きな大きな世界のあちこちに
広がっている
ひとつの光を
手繰り寄せて触れて
見つめるその先は
一瞬の輝く想いがあって
大好きだよ
ありがとう
元気でたよ
嬉しかったよ
幸せだったよ
忘れないよ
そんな日々の幸せな想いが
小さな小さなこの一瞬を紡いで
宇宙の果てしない
その先まで
ずっとずっと広がっている
喜びの旅は
いつもそんなふうに
誰かとの温もりの
重なりで
今を創っている
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